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WORKS

蠟型鋳造技法

蠟型鋳造は、蠟の特性を活かした鋳造の技法で、日本では飛鳥・奈良期より
小金銅仏などに用いられた。蝋型鋳物は、蜜蝋・松脂などを混ぜた蠟で、自由に細工が出来、複雑な形態などが造れます。

蠟型が完成した後に、細かい篩(ふるい)にとおした土に、粘土・和紙を
混ぜ合わした真土(まね)を、蠟型に付け覆いかぶせ乾いた後に、粗い篩に
とおした荒真土を二度覆いかぶせ、鋳型が完成します。
花器など立体の場合は、中子を造ります。中子とは、花器の水が入る内側の部分です。花器の形のラインを、真鍮板に切り、挽型を造ります。

挽型に芯棒を置き、縄を巻いた後に、籾殻・粘土を混ぜた土を付け、乾いた後に、粗い真土、細かい真土を付け中子を完成させます。
中子に蠟を貼り細工などをした後に、中子の逆で、細かい真土、粗い真土を
付けて乾いた後に、芯棒・縄をぬき鋳型が完成します。
完成した鋳型を、レンガを積んだ窯に並べ、松炭で熱し蠟を流し出した後に、松割り木を入れ4時間ほど燃やし、鋳型を800度ぐらいまで焼きます。
焼きあがった鋳型を取り出し、蠟が流れ出た隙間に溶かした金属を流し
込みます。
金属が固まり冷めてから鋳型を割り、鋳物を取り出します。

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